入国拒否対象100カ国・地域に 政府、メキシコなど追加
安倍晋三首相は14日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、新たにメキシコなど13カ国からの外国人の入国を原則拒否すると表明した。14日間以内に滞在歴がある外国人が対象となる。16日午前0時から運用を始める。入国拒否の対象は100カ国・地域に広がる。
帰国する日本人らには感染の有無を調べるPCR検査を実施する。
これまでは中国や米国、英国など87カ国・地域が対象だった。中南米とアフリカのそれぞれ5カ国とモルディブ、アゼルバイジャン、カザフスタンを追加する。
外務省は12日、この13カ国の新型コロナウイルスに関する感染症危険情報をレベル3「渡航中止勧告」に引き上げた。
政府はこれまでもレベル3を発出した国・地域について外国人の入国を原則拒否してきた。4月29日にはロシアやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)など14カ国を加えた。
レベル3の国・地域に限らず全世界からの入国規制も続ける。発給済みの査証(ビザ)の効力を停止し、ビザ免除措置も凍結した。入国する場合は日本人も含め自宅やホテルで14日間の待機を要請する。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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